なぜ六本木だったのか

美容師なら青山、表参道、原宿。そう思い込んでいました。正直、それ以外のエリアは考えたこともなかった。
でもあるとき、六本木のNOZというサロンで働く機会がありました。当時、日本一大きなサロンとして話題になっていたお店です。
そこで出会ったお客様たちに、正直驚きました。有名人はもちろん、会社経営者など、いわゆる「本物」の人たちが集まっていた。カットしながら話す内容が、自分にとってはどれも学びでした。美容師として技術を磨く場所だと思っていたのに、気づいたら人間としても鍛えられていた。
そこで初めて気づいたんです。美を発信するのに、エリアは関係ない。大切なのは、そこに集まる人と、自分が提供できる価値だと。
それが六本木を選んだ理由です。
LOANAという名前に込めた想い

LOANAという名前は、ハワイ語からきています。「ロア(Loa)」は最高、長い。「ルアナ(Luana)」は一緒に楽しむ、くつろぎ。この2つを組み合わせた造語です。
最高のひと時を、来てくれる人たちと一緒に楽しみたい。それだけです。
オープンした時の正直な気持ち
オープンした時、不安がなかったと言えば嘘になります。でもそれ以上に、ようやく自分の思い描いた美容師ができると思いました。
誰かの指示ではなく、自分の信じるやり方で、お客様と向き合える。それが嬉しかった。
LOANAが「最後の砦」でありたい理由
LOANAをやっていて気づいたことがあります。美容室や美容師に対してトラウマを抱えている人が、思った以上に多いということ。
何度変えても理想の仕上がりにならない。自分の悩みをちゃんと聞いてもらえない。そういう経験を繰り返してきた方が、傷ついたままサロンを探し続けている。
そういう人たちの「最後の砦」になりたい、と思うようになりました。
流行を大切にしながらも、流行だけに流されない。お客様一人ひとりの髪と、ちゃんと向き合う。髪型も髪質も、どちらも諦めない。
輝くのはお客様です。私たちはその為に全力を尽くす。それだけです。
大げさなことは言いたくないけど、来てよかったと思ってもらえるサロンを作り続けていきたい。
それが今も変わらない、LOANAへの想いです。